こんばんは。

秋田市の歯医者、
クローバーデンタルの庄司です!

今日は、透析を行っている患者さんに対する
歯科治療上の注意点をお話しします。

長期にわたって透析療法が行われている
腎不全患者では、高血圧とそれに伴う心不全、
脂質異常症、冠動脈硬化に伴う虚血性心疾患、
など他にも多くの合併症が存在する可能性が
あります。
降圧薬、抗凝固薬、抗血小板薬などが処方
されているので、担当医師と連絡をとり、
薬や病状について確認する必要があります。

通常、透析は週3回行われます。
透析後は、電解質バランス、BUN、
クレアチニン値および体液量などは改善し、
全身状態はもっとも安定するので、
歯科処置は透析後翌日に行うことが望ましいです。

歯科処置、特に観血的処置を計画する場合では、
ワルファリンなど抗凝固薬の投与内容と、
PTINR(3.0以下)を確認します。
外科的侵襲は可能な限り縮小し、ワルファリンの
投与継続、局所止血薬の使用下で確実な
局所止血を行うことで対応します。

歯科治療において、心配や不安なことがあれば
なんでもご相談ください!!