こんばんは。
秋田市の歯医者、
クローバーデンタルの庄司です。

今日のお話しは、
「麻酔で具合が悪くなることはありますか?」です!

歯の治療で麻酔をすることは、
私たちにとっては日常のことですが、
患者さんにとってはとても緊張する瞬間だと思います。

痛みなく治療をする為に麻酔をしますが、
その麻酔によって、具合が悪くなってしまうことがあります。
原因としては、注射や治療に対する苦手意識や
恐怖心により緊張が高まり、気分が悪くなったり
動悸が激しくなってしまうなどの症状が現れます。

また、体調や全身疾患による場合もあります。
その日の体調が優れない場合や血圧が高めな方も、
麻酔の注射後に動悸が激しくなり、
気分が悪くなることがあります。
疲れが溜まって寝不足の時など、
麻酔後気分が悪くなることがあります。
そして全身疾患ですが、特に高血圧の方は、
麻酔に含まれる成分により、血圧が若干上昇することがあります。それが原因で麻酔後のふらつきを感じる方もあるようです。

他には麻酔薬に含まれる成分によるものです。
歯科医院で最も多く使われているのが
キシロカインという麻酔液です。
この麻酔液には「エピネフリン」という成分が
含まれており、この成分により過敏反応が
出てしまうことがあります。
エピネフリンには血管を収縮させる作用があり、
薬が長く血管内に留まります。
そのため効き目が長く続き、
出血も少なくて済むという利点があります。
エピネフリンに対する過剰反応がある方は
気を付けなければいけません。