こんにちは!
秋田市の歯医者、クローバーデンタルの鈴木です。

今日は神経の根元にする麻酔についてです。
以前、麻酔の種類についてお話をしましたが、今回はその中のひとつ伝達麻酔についてお話します。
伝達麻酔は下顎の奥歯の治療や親知らずの抜歯を行うときに用います。通常の麻酔は浸潤麻酔を指しますが、この場所は他の部位に比べて麻酔が効きにくいため、浸潤麻酔だけではなく伝達麻酔も同時に行います。

伝達麻酔で脳と下顎の間の神経を麻痺させると舌や唇など広範囲で麻酔効果が表れます。3時間~6時間ほど麻酔の効果があります。

歯医者さんでの治療には欠かせない麻酔を恐怖に感じる人は少なくありません。治療よりも麻酔のほうが怖い、痛みが心配など人それぞれでしょう。

最近では痛みをなるべく感じさせないよう様々な工夫がされています。
また注射も電動のものを使用したり、麻酔液を温めたりと痛みは緩和されています。よくわからないまま治療を受けるよりも、麻酔に関する知識を身につけることは恐怖心を和らげることができますし、副作用などがあったときにはすぐに対処ができます。

積極的に歯の治療に挑めば、生涯、自分の歯で食事をし、会話を楽しみながら豊かな生活を送る第一歩につなげることができるでしょう。