こんにちは!クローバーデンタル🍀加藤です。

今日は、「遊牧民は歯みがきしなくても虫歯にならない?」についてお話したいと思います。

大草原の国、モンゴル。
日本では、大相撲の横綱を多数排出していることでも知られています。

かつては騎馬民族の国だったモンゴルでも、首都・ウランバートルなどでは都市化が進んでいます。
それでも人口300万人のうち、今でも約30万人程度が遊牧民として暮らしているそうです。

遊牧民は豊富な草を利用して五畜(馬、牛、羊、山羊、駱駝)を飼い、家畜のミルクを利用した乳製品と家畜を解体した肉を食べて暮らしています。
そして、野菜は「家畜が食べるものだから」ということで、一切口にしないそうです。

栄養的に問題がありそうに感じてしまいますが、これが伝統的な食生活であり、実際に遊牧民は健康そのもので暮らしています。
これは、家畜の頭の先から尻尾の先まで、何も残さずに食べているため、動物の血液などに含まれているビタミンやミネラルを摂取できているため、ということのようです。

もう一つ驚くべきことが、遊牧民は歯を磨いたことがないにもかかわらず、誰もが大きな歯列ときれいな歯をしていることです。
虫歯や歯周病を患っている人も全くいません。

ある調査で
■遊牧民は大きな口を開け、骨付きの肉を前歯で引きちぎり臼歯で噛み、口の機能を最大に活かして食べているからこそ、きれいな歯列をしているということ。

■口腔周囲の筋や粘膜が大きく動くと同時に、多量の唾液が汚れを洗い流すことが、深く口の健康に関係していることがわかったそうなんです。

日本では、口腔ケアの方法、どれが良い歯磨剤jか、歯ブラシはどれを使ったらよいか、といったことばかり気にしていると思います。
もちろん、それらも重要なことではあります。
ただ、モンゴルの遊牧民の状況を知ると、それより前にやらなければいけないことがあるのでは?ということに気づかされます。

食べ物をよく噛むようにすること。
「天然の抗菌剤」である唾液を生かすこと。

この2つを実践するだけでも、今までよりも歯の健康に近づくことができるのです。

ぜひ皆さんも今日から、良く噛んで、また唾液を存分に出して、元気に過ごしていって下さい!