歯科医師 山岡薫の歯の豆知識
QOL向上と歯の関係
いつまでも自分の口で食べられることは、大きな楽しみであり、生きる意欲につながります。 歯の健康は、食べることだけでなく、脳や体も元気にして、若さを保ち、QOL(生活の質)を向上させてくれます。
お口の健康 = QOL
クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life=QOL)とは?
「生命の質」「生活の質」「人生の質」の度合いを意味します。人生は日々の生活の積み重ねです。人生の質を高めることは、生活の質を高めることです。
※生活とは、一日の生活で行う、食事、排泄、洗面、歯磨き、身支度、会話、移動、仕事、勉強 などを意味しています。
QOL向上には、健康であること、特にお口の健康が 必要不可欠です。
80歳で20本の歯を残す自信がありますか?
歯の損失を他人事だと思っていませんか?
現在、80歳になって20本以上自分の歯がある方は、3人に1人しかいません。また、75歳以上の方の平均現在歯数は約13本となっています。
歯の喪失は、全身の健康に悪影響を及ぼします。また、認知症の人ほど口の中にトラブルを抱えており、噛むことができない状態が多いという報告もあります。
あなたやあなたのご家族のお口の現状はいかがでしょうか?
お口の状況は日々変化します。まずは歯医者さんで検診を受けて、 自分の健康状態を知ることから始めましょう。
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お口の健康づくり
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