歯科医師 山岡薫の歯の豆知識
歯周病治療の進み方
ブラッシングの時、出血したり、歯ぐきが赤くふくらんでいませんか? 歯周病は細菌によって歯ぐきが腫れ、歯を支える骨が少しずつ溶けていく病気です。 歯面に付着した歯石を取り除き、ご家庭で正しいブラッシングを丁寧に行うことで 歯周病は改善されやすくなります。
まず、歯ぐきの検査をします
歯にこびりついた歯石を取り除きます
歯と歯ぐきの境目にこびりついた歯石は、ブラッシングでは取り除くことができません。専用の器具を使って歯の表面を傷つけないよう、丁寧に取り除きます。(歯ぐきの状態を確認しながら行いますので、基本的に2回、症状によって回数が増える場合があります)
ご家庭でのブラッシング状況をチェックし、正しいブラッシングの方法をアドバイスします。
炎症のある歯肉は歯石を取ることによって引き締まるため歯肉が退縮するように見えますが、 これは本来の健康な状態に戻っていることを表しています。また、除石後しみる様になる事もあります。
再検査・歯ぐきの奥深くまでお掃除します
専用の器具を使って歯ぐきの溝(ポケット)の深さを測ります。
歯ぐきの奥にある、目に見えない部分の歯石やプラーク(細菌)を取り除きます。特に深い部分に歯石がある場合には、麻酔を使用することがあります。
歯石を除去する際、出血をすることがありますが、歯ぐきの腫れによるものです。
治療終了・お疲れさまでした
歯周病は、自覚症状がないまま進行するのが特徴です。歯周病治療が終了したら、再度進行しない様にコントロールしてゆく必要があります。歯科医院で定期検診(1〜3ヶ月毎)に歯石を取り、ポケット内のクリーニングと毎日のホームケア(歯みがき)を丁寧に行うことが生涯自分の歯で噛むことにつながります。また、体の抵抗力も影響しますので体調管理にも充分注意しましょう。
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